
2025年オフシーズン、B1リーグの佐賀バルーナーズに新たに加わったのが 阿部 諒(あべ りょう)選手 です。
背番号は#13、ポジションはシューティングガード(SG)。
阿部選手は2024-25シーズンにサンロッカーズ渋谷でプレーしており、2025年5月に佐賀への移籍加入が発表されました!
B1経験豊富な即戦力として期待される存在で、実際に阿部選手自身も「2025-26シーズンを佐賀バルーナーズでプレーできることを大変嬉しく思っています!」と喜びのコメントを残しています。
新天地佐賀での活躍に向け、「自分の力を発揮できるように頑張ります」と意気込んでおり、ファンからの温かい歓迎を受けています。
以前に在籍した島根スサノオマジックや仙台89ERSなどで培った経験を武器に、佐賀でどんなプレーを見せてくれるのか楽しみですね!
個人的には外国人選手ともわちゃわちゃ積極的にコミュニケーションをとられている姿や、「ここぞ!」という時にスッと出すアシスト、チャンスを引き寄せて流れを変えるところ、、、(書き出すととまらなくなる…)が大好きで、佐賀に来てくれてほんっとうに嬉しいです!推し選手です!
実家は?バスケ一家だったの?
阿部選手の出身地は千葉県。
阿部諒選手の出身地は 千葉県で、幼少期から地元でバスケットボールを続けてきました。実家は特別な「バスケ一家」というわけではありませんが、家族の応援がとても熱いことがよく伝わっています。
実際、阿部選手の 父・剛三(ごうぞう)さん は、なんと 阿部選手のファンクラブを設立 して応援グループを作ってしまうほどの熱烈なサポーターです。
以前の所属チーム(仙台89ERS)の頃には、ファン会「アベチャン会」の会員が集まる中で、父親も一緒に応援席に立っていました。
ファンと父親が共に必勝祈願で神社に行くなど、家族ぐるみで応援する姿が話題になったこともありました。阿部選手自身も「親バカなんじゃないですか 笑」と笑いを交えつつも、父親のサポートについて素直に感謝を語っています。
父・剛三さんは「千葉や島根、仙台と各地で応援する人たちと交流したい」と話しており、地元から遠く離れてプレーする阿部選手を、心の底から支える存在であることがうかがえます。
こうした背景から、家族全体が阿部選手の活躍を大切にしてきたことがよくわかります。
地元・千葉の家族と、かつてのチームのブースターたちが一体となるような応援エピソードは、阿部選手の人間味あふれる一面です。
千葉県は競技レベルの高いバスケ強豪校も多く、阿部選手も地元で実力を磨いてきました。
今回、縁もゆかりもない佐賀の地でプレーすることになりますが、新天地でのチャレンジを本人も楽しみにしているようです。
家族は遠く離れた千葉から見守る形になりますが、きっと今後は佐賀の地元ファンが“ファミリー”のように阿部選手を支えてくれることでしょう。
出身高校は?その高校の評判
阿部選手が卒業した高校は、千葉県の船橋市立船橋高等学校です。
地元では「市船(いちふな)」の愛称で知られる公立校で、スポーツの名門校として全国的にも有名です。
市立船橋高校といえばサッカーの強豪として特に有名ですが、実はバスケットボール部も伝統ある強豪チームです。
インターハイやウインターカップ(全国高等学校選手権)にも常連で、2020年時点で通算19回のウインターカップ出場を誇っています。
この「19回出場」という数字からも、市立船橋がいかに全国レベルの競争力を持つ高校かがお分かりいただけるでしょう。
バスケ部は走力とディフェンスに定評があり、「市船らしさ」と言われる連動したプレーで何度も県代表に輝いてきました。
阿部選手もこのようなハイレベルな環境で高校時代を過ごし、基礎体力や勝負強さを養ったと考えられます。
強豪・市立船橋で鍛えられた経験は、間違いなく現在のプロキャリアにも活きているはずです。
出身大学は?なぜ拓殖大学か。拓殖大学の評判は?
高校卒業後、阿部選手は拓殖大学に進学しました。
拓殖大学は東京都に本部を置く私立大学で、男子バスケットボール部の愛称は「オレンジクラッシャーズ」。
大学バスケ界では伝統校の一つで、関東大学リーグの1部にも所属する実力校です。
阿部選手が拓殖大学を選んだ理由について公式なコメントはありませんが、推測するに「より高いレベルでバスケに打ち込みたい」という思いがあったのでしょう。
拓殖大学は留学生を含めタレントが集まる環境で、全国大会でも上位進出の経験があり、競争の中で自らを成長させられる場です。
また、拓殖大はプロバスケットボール選手の輩出数が非常に多いことでも知られています。
ある統計によれば、Bリーグをはじめ日本のトップリーグでプレーするバスケ選手の出身大学ランキングで、拓殖大学は上位に位置し60名以上ものプロ選手を送り出しているのだとか。
この数字は全国でも屈指(2025年時点で3~4位前後)であり、拓殖大のバスケ部で鍛えられた選手がそれだけ多くプロで活躍している証です。
こうした環境に魅力を感じ、阿部選手も拓殖大学で腕を磨く道を選んだのでしょう。
実際、大学在学中からBリーグの特別指定選手としてサンロッカーズ渋谷でプレーするなど、拓殖大での成長がプロへの扉を開くきっかけになりました。ballooners.jp
歴代の拓殖大学出身者(バスケットボール選手)
拓殖大学は先述のとおり数多くのプロ選手を輩出していますが、その顔ぶれをいくつか紹介してみましょう。
- 岡田 侑大(おかだ ゆうた)選手 – 拓殖大学在学中にプロ入りし、シーホース三河や富山グラウジーズを経て現在は島根スサノオマジックで活躍するガードです。
鋭いドライブと得点感覚で新人王にも輝いた実力者で、拓殖大の後輩たちの憧れの存在です。 - 荒川 颯(あらかわ はやて)選手 – 2019年に拓殖大学を卒業後、B2の横浜エクセレンスなどを経て現在は琉球ゴールデンキングスに所属しているフォワードです。
派手さはありませんが泥臭いディフェンスと走力が持ち味で、2023-24シーズンには琉球でB1優勝も経験しています。 - 安間 志織(やすま しおり)選手 – 女性ですが拓殖大学OGの代表格としてご紹介します。大学卒業後、WJBL(女子実業団リーグ)のトヨタ自動車アンテロープスで司令塔として活躍する名ポイントガードです。卓越したゲームメイク力で日本代表候補にも名を連ねました。
このほかにも、飯田遼選手(川崎ブレイブサンダース)や成田正弘選手(元秋田ノーザンハピネッツ)など、男女問わず拓殖大学出身のバスケ選手は数えきれないほどいます。
阿部選手もそんな拓殖大の系譜に連なる一人であり、大学で培った経験と人脈はプロの世界でも大きな財産になっていることでしょう。
(おまけ)あべちゃんの冷静な分析とチームにとっての潤滑油的な存在に着目!
プロキャリアを通じて阿部選手が評価されているポイントの一つが、その冷静なプレースタイルです。
コート上で慌てず状況判断が的確で、試合の流れを落ち着いて読むことができます。
実際、佐賀バルーナーズの宮永雄太ヘッドコーチ(兼GM)も「阿部諒選手はバスケットボールの本質を探求し続けるストイックな選手」であり、「最大の持ち味は『クリエイター』であること」と評価しています。
創造力あふれるプレーで新たな展開を生み出し、佐賀バルーナーズのチームスタイルである連動性重視のバスケ(愛称『FLUID』)をより高いレベルに導いてくれる存在だと期待されているのです。
派手な得点を量産するタイプではありませんが、自らボールをさばいて味方に好機を演出したり、守備でも的確なローテーションでチームを支えたりと、まさに潤滑油のような役割を果たす選手です。
ゲーム終盤のプレッシャーがかかる場面でも冷静さを失わず、勝利に必要なプレーを選択できるクレバーさはベテランならでは。
そんな阿部選手の持ち味は、古巣相手の試合でも発揮されました。
2025年11月のサンロッカーズ渋谷戦では落ち着いたゲームメイクでチームを勝利に導き、見事“古巣凱旋”を飾っています。
阿部選手は仲間から「あべちゃん」の愛称で呼ばれ親しまれるキャラクターでもあり、その穏やかな人柄も含めてチームに安心感を与える存在でしょう。まさに縁の下の力持ちとして、佐賀バルーナーズになくてはならない潤滑油的プレーヤーだと言えます。
まとめ
今回は、佐賀バルーナーズに新加入した阿部諒選手について、その経歴やエピソード、プレースタイルの魅力をまとめてご紹介しました。
千葉県出身で高校・大学と強豪チームで研鑽を積んだ阿部選手は、Bリーグでの豊富な経験を持ち、2025-26シーズンから佐賀の戦力として大いに期待されています。
冷静な判断力と創造的なプレーでチームに欠かせない潤滑油となる存在です。バルーナーズでも持ち前の落ち着きと巧みなゲームメイクで、若いチームメイトを支えながら勝利に貢献してくれるでしょう。地元のバスケ初心者の方も、ぜひコート上であべちゃんの粘り強いディフェンスや味方を生かすプレーに注目してみてください。
きっと佐賀バルーナーズの縁の下の力持ちとして、その頼もしさを実感できるはずです。
これからも阿部諒選手への熱いご声援をよろしくお願いします!🏀🔥
GOGO!!SAGA!!


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